第16回日本痴呆学会 プログラム


開催日:平成9年10月3日(金)・4日(土)

会場: 横浜市教育文化ホール
     〒231横浜市中区万代町1-1横浜市教育文化センター2階
     電話045-671-3765

会長: 小阪憲司
     横浜市立大学医学部精神医学教室

事務局:横浜市立大学医学部精神医学教室
     〒236横浜市金沢区福浦3-9
     電話 045-787-2667
     FAX  045-783-2540
     担当:井関栄三
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目次
 会場案内・学会参加者へのお知らせ
 学会日程表
 プログラム

会場案内
 JR関内駅:JR根岸線で横浜駅より約4分
      横浜市営地下鉄で横浜駅より約6分,新横浜より約17分

学会参加者へのお知らせ
1.参加者の登録
  10月3日(金)午前9時15分から、横浜市教育文化ホールロビーにて行います。
  参加費は4000円です。領収書付き参加証をお渡しいたしますので、必ず、胸に
  つけて下さい。当日のみの会員も受け付けます。
2.抄録集
  会場でも販売いたしますが(2000円)、部数に限りがございますので、会員の方は
  必ずご持参下さい。

総会 日時:平成9年10月3日(金)12:50〜13:10
   場所:横浜市教育文化ホール

演者へのお知らせ
1.口演時間
  口演は1題につき7分、討議は3分です。時間を厳守して下さい。
2.口演スライド
  口演30分前までに会場入口のスライド受付にご持参いただき、用意してある
  スライドホルダーに入れて試写をして下さい。プロジェクターは1台のみ使
  用可です。口演後は各自、スライド受付でご自分のスライドをお受け取り下
  さい。

懇親会のお知らせ
 平成9年10月3日(金)18:45より、横浜市教育文化センター内レストラン
 「スエヒロ」にて、懇親会を行います。参加費は2000円です。どうぞご参加
 下さい。

学会日程表 -------------------------------------------------------------


●第1日目● 10月3日(金)

10:00〜10:10 開会の辞 
         会長 小阪憲司 (横浜市立大学医学部精神医学教室)
10:10〜11:00 アルツハイマー病の診断マーカー(I-1〜5)
            座長:東海林幹夫(群馬大神経内科)
11:00〜11:30 痴呆性疾患の画像I(I-6〜8)
            座長:川勝 忍(山形大精神科)
11:30〜12:00 痴呆性疾患の画像II(I-9〜11)
            座長:宇高不可思(住友病院神経内科)

12:00〜12:50  休 憩

12:50〜13:10  総 会

13:10〜14:40 特別講演 アルツハイマー型痴呆研究の最近の動向
            司会:平井俊策(東京都立神経病院)

14:40〜15:10 プレセニリン基礎関連I(I-12〜14)
            座長:田平 武(国立精神神経センター)
15:10〜15:40 プレセニリン基礎関連II(I-15〜17)
            座長:岩坪 威(東京大薬学部臨床薬学教室)
15:40〜16:10 アルツハイマー病とプレセニリン遺伝子変異(I-18〜20)
            座長:新井平伊(順天堂大精神科)
16:10〜16:50 アルツハイマー病と遺伝的危険因子I(I-21〜24)
            座長:前田 潔(兵庫県立高齢者脳機能研究センター)
16:50〜17:30 アルツハイマー病と遺伝的危険因子II(I-25〜28)
            座長:浦上克哉(鳥取大神経内科)
17:30〜18:00 動物実験モデル(I-29〜31)
            座長:秋口一郎(京都大神経内科)
18:00〜18:30 痴呆性疾患の封入体(I-32〜34)
            座長:貫名信行(東京大神経内科)

18:45〜     懇親会

●第2日目● 10月4日(土)

 9:30〜10:00 アルツハイマー病の免疫組織化学I(II-1〜3)
            座長:深津 亮(北海道大精神科)
10:00〜10:30 アルツハイマー病の免疫組織化学II(II-4〜6)
            座長:池田修一(信州大第3内科)
10:30〜11:00 アルツハイマー病とβ蛋白(II-7〜9)
            座長:池田和彦(東京都精神医学総合研究所)
11:00〜11:30 アルツハイマー病とタウ(II-10〜12)
            座長:井原康夫(東京大神経病理)
11:30〜12:00 アルツハイマー病とマイクログリア(II-13〜15)
            座長:秋山治彦(東京都精神医学総合研究所)

12:00〜12:50   休 憩

12:50〜14:30シンポジウム 非アルツハイマー型変性性痴呆をめぐって
            司会:小阪憲司(横浜市立大学医学部精神医学教室)

14:30〜15:10 非アルツハイマー型痴呆I(II-16〜19)
            座長:横地正之(都立荏原病院神経内科)
15:10〜15:50 非アルツハイマー型痴呆II(II-20〜23)
            座長:土谷邦秋(東京医科大学第1病理)
15:50〜16:30 非アルツハイマー型痴呆III(II-24〜27)
            座長:天野直二(東京大精神科)
16:30〜17:20 痴呆性疾患の疫学(II-28〜32)
            座長:本間 昭(東京都老人総合研究所)
17:20〜18:10 痴呆性疾患の治療とケア(II-33〜37)
            座長:遠藤英俊(国療中部病院)

18:10〜    閉会の辞
         会長 小阪憲司 (横浜市立大学医学部精神医学教室)

プログラム ------------------------------------------------------------


●第1日目● 10月3日(金)

10:00〜10:10  開会の辞
         会長 小阪憲司 (横浜市立大学医学部精神医学教室)

10:10〜11:00  アルツハイマー病の診断マーカー(I-1〜5)
            座長:東海林幹夫(群馬大神経内科)
I-1
痴呆性疾患と髄液中 tau 蛋白との相関性の検討
福祉村病院長寿研1)、名市大分子研2)、Innogenetics3)、福大内科健康管理科4)、
横浜市大精神神経科5)
○赤津裕康1)2)、E. Vanmechelen3)、L. Ongena 3)、山本孝之1)、山田達夫4)、
 小阪憲司5)、岡田秀親1)

I-2
アルツハイマー病における脳脊髄液TauとAβ1-40およびAβ1-42(43)の検討
群馬大学神経内科1)、都立神経病院2)
○金井光康1)、松原悦朗1)、針谷康夫1)、東海林幹夫1)、岡本幸市1)、
 平井俊策2)

I-3
抗ラミニンペプチド抗体による痴呆性疾患髄液・血清の免疫生化学的解析
宮崎医科大学精神科1)、九州大学医学部精神科2)
○田代謙一郎1)、林 要人1)、門司 晃2)、吉田一郎2)、三山吉夫1)

I-4
アルツハイマー病患者の血糖値、インスリン、血中カテコラミン類、ACTH、コルチゾ
ール値の検討
福祉村病院1)、名古屋大学医学部老年科2)
○中畑英樹1)、伊苅弘之2)、山本孝之1)、田島稔久2)、鈴木裕介2)、小川 修2)、
 益田雄一郎2)、井口昭久2)

I-5
自発瞬目頻度の違いによる痴呆患者の鑑別診断の試み
名古屋大学医学部老年科1)、福祉村病院2)
○伊苅弘之1)、中畑英樹2)、山本孝之2)、小川 修1)、益田雄一郎1)、
 井口昭久1)

11:00〜11:30  痴呆性疾患の画像I(I-6〜8)
             座長:川勝 忍(山形大精神科)
I-6
Lewy小体を伴う痴呆の脳萎縮の定量:アルツハイマー病との比較検討
兵庫県立高齢者脳機能研究センター
○橋本 衛、今村 徹、博野信次、下村辰雄、池尻義隆、森 悦朗

I-7
Corticobasal degenerationにおける脳梁萎縮
-知的機能低下との関連について-
京都大学神経内科1)、同臨床脳生理学講座2)
○山内 浩1)、福山秀直2)、長浜康弘1)

I-8
筋緊張性ジストロフィー症のMRSと脳萎縮の検討
滋賀医科大学脳神経外科1)、同分子神経生物学研究センター2)、京都大学医学部神
経内科3)
○椎野顕彦1)、松田昌之1)、半田譲二1)、犬伏俊郎2)、秋口一郎3)

11:30〜12:00  痴呆性疾患の画像II(I-9〜11)
             座長:宇高不可思(住友病院神経内科)

I-9
拡散強調画像によるアルツハイマー病の海馬と側頭葉白質病変の検討
東京医科大学老年科
○羽生春夫、井門ゆかり、浅野哲一、桜井博文、高崎 優

I-10
Fahr 病の1臨床例 -CT、MRI、SPECT 所見について-
山形大学医学部精神神経科1)、同放射線科2)、公徳会佐藤病院精神科3)、日本社会
事業大学大学院4)
○川勝 忍1)、和田 正1)、奥山直行1)、駒谷昭夫2)、笹尾 純3)、十束支朗4)

I-11
Modified Card Sorting Testによる脳賦活部位の加齢による変化
京都大学神経内科1)、臨床脳生理学2)
○長濱康弘1)、山内 浩1)、勝見幸則1)、福山秀直2)、柴崎 浩2)、木村 淳1)

12:00〜12:50   休 憩

12:50〜13:10   総 会

13:10〜14:40   
  特別講演   アルツハイマー型痴呆研究の最近の動向
            司会:平井俊策(東京都立神経病院)
(1)アミロイド研究について
  森 啓(東京都精神医学総合研究所分子生物学)
  
(2)神経原線維変化について
  武田雅俊(大阪大学医学部精神医学教室)

14:40〜15:10  プレセニリン基礎関連I(I-12〜14)
            座長:田平 武(国立精神神経センター)
I-12
Presenilinの代謝とその制御
三菱化学横浜総合研究所1)、三菱化学生命科学研究所2)、東京都臨床医学総合研究所3)
○本多利幸1)、村上 洋2)、西道隆臣3)、高島明彦2)

I-13
プレセニリン1のER膜上での配向解析
横浜市大RI研究センター1)、第一生化学2)、同精神医学3)
○中井俊樹1)、天谷吉宏2)、小阪憲司3)、三浦 恵1)

I-14
ヒト臓器におけるプレセニリン1(PS1)蛋白の蛋白化学的解析
東京都精神医学総合研究所・分子生物学研究部門
○佐原成彦、大河内正康、亀谷富由樹、新井哲明、宇佐美美穂子、
 田中喜久子、荒若繁樹、石井一弘、山本明広、森 啓

15:10〜15:40  プレセニリン基礎関連II(I-15〜17)
            座長:岩坪 威(東京大薬学部臨床薬学教室)
I-15
Presenilin1のプロセッシングに対するミスセンス変異の影響
三菱化学生命科学研究所1)、三菱化学横浜総合研究所2)、東大薬学部3)
○村山 洋1)、本多利幸1)2)、富田泰輔3)、岩坪 威3)、高島明彦1)

I-16
プレセニリン1ミスセンス変異遺伝子によるN末端欠失 型Αβ42(Αβ×-42)産生の促進
国立長寿医療研究センター痴呆疾患研究部1)、都臨床研遺伝情報2)、東京大学医科
学研究所ゲノムセンター3)、東京大学医学部脳研病理4)
○須藤慎治1)、川村勇樹1)、西道隆臣2)、佐藤慎二3)、小山文隆4)、駒野宏人1)、
 柳澤勝彦1)

I-17
ヒト培養細胞株に導入したpresenilinがβ蛋白の分泌と細胞分化に及ぼす影響
東京大学薬学部臨床薬学1)、東京都臨床研遺伝情報2)、国立生理研神経化学3)
○徳廣臣哉1)、富田泰輔1)、西道隆臣2)、丸山 敬3)、岩坪 威1)

15:40〜16:10  アルツハイマー病とプレセニリン遺伝子変異(I-18〜20)
            座長:新井平伊(順天堂大精神科)
I-18
アルツハイマー 病におけるPresenilin-1(PS-1)遺伝子のRNAレベルでの発現量の検討
鳥取大学医学部脳神経内科
○池田和幸、浦上克哉、磯江健二、中島健二

I-19
SSCP法を用いたアルツハイマー病患者におけるプレセニリン遺伝子の変異解析
国立精神神経センター神経研究所疾病研究第6部1)、同武蔵病院精神科2)
○上村光平1)、棚橋 浩1)、高橋慶吉1)、朝田 隆2)、田平 武1)

I-20
Presenilin -1遺伝子に新しい点突然変異を認めた本邦家族性アルツハイマー病の一家系
兵庫県立高齢者脳機能研究センター1)、岡山大学神経精神科2)、神戸大学精神神経科3)
○保田 稔1)、川又敏男1)、前田 潔1)、池尻義隆1)、嶋田兼一3)、山本泰司3)、
 谷 向知1)、中井真通1)、橋本健志1)、谷口泰造1)、寺島 明1)、黒田重利2)、
 田中千賀子1)

16:10〜16:50  アルツハイマー病と遺伝的危険因子I(I-21〜24)
            座長:前田 潔(兵庫県立高齢者脳機能研究センター)
I-21
Apo Eε2対立遺伝子は早発型 Alzheimer病発症の危険因子である
兵庫県立高齢者脳機能研究センター1)、神戸大学精神神経科2)
○嶋田兼一1)2)、前田 潔1)、保田 稔1)、田中千賀子1)

I-22
アポリポ蛋白AI、B、CIおよびE多型と痴呆との関連解析
大阪大学大学院生体制御医学系加齢医学1)、弘済院附属病院2)、関西福祉大学3)
○吉岩あおい1)、紙野晃人1)、西脇由美子1)、里 直行1)、畑中康子1)、
 山本秀樹2)、小林敏子3)、三木哲郎1)、荻原俊男1)

I-23
LRP(LDL receptor-related protein)の遺伝子多型とアルツハイマー病との関連
大阪大学大学院生体制御医学系加齢医学1)、弘済院附属病院2)、関西福祉大学3)
○畑中康子1)、吉岩あおい1)、紙野晃人1)、西脇由美子1)、里 直行1)、
 山本秀樹2)、小林敏子3)、三木哲郎1)、荻原俊男1)

I-24
日本人アルツハイマー病におけるα-1アンチキモトリプシン、VLDL受容体およびアポ
リポプロテインE多型
九州労災病院神経内科1)、国立精神神経センター神経研究所疾病研究第6部2)
○山中秀樹1)、上村光平2)、高橋慶吉2)、朝田 隆2)、田平 武2)

16:50〜17:30  アルツハイマー病と遺伝的危険因子II(I-25〜28)
            座長:浦上克哉(鳥取大神経内科)
I-25
孤発性アルツハイマー型痴呆とPresenilin 1遺伝子の多型性の関連について
-Apo E 遺伝子、アンチキモトリプシン遺伝子との関連も含めて-
順天堂大学医学部精神医学教室1)、自治医科大学大宮医療センター脳神経科2)
○柴田展人1)、高橋 正1)、岩本典彦1)、植木 彰2)、新井平伊1)

I-26
孤発性アルツハイマー病の遺伝的危険因子の検討
京都大学化学研究所生体反応設計研究部門III1)、カリフォルニア大学サンデイエゴ
校神経科学部門2)
○田中静吾1)、D.E.Kang 2)、E.Masliah2)、上田國寛1)

I-27
痴呆性疾患におけるエストロゲンレセプター遺伝子多型の検討
鳥取大学脳神経内科
○紀 勇、浦上克哉、礒江健二、足立芳樹、中島健二

I-28
痴呆を伴うパーキンソン病におけるメチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素遺伝子の多型
性の検討
鳥取大学脳神経内科
○古和久典、浦上克哉、前田真伸、礒江健二、紀 勇、足立芳樹、中島健二

17:30〜18:00  動物実験モデル(I-29〜31)
            座長:秋口一郎(京都大神経内科)
I-29
脳虚血によるプレセニリン1の誘導について
大阪大学医学部精神医学教室
○工藤 喬、谷向 仁、武田雅俊

I-30
胎生ラット脳におけるAmyloid Precursor Protein及びPresenilin 1の発現に関する検討
大阪大学医学部精神医学教室
○谷向 仁、工藤 喬、武田雅俊

I-31
Leupeptinの大槽内投与によってラット小脳に出現するdense bodyの細胞間移動につ
いて-定量的および超微形態的検討-
旭川医科大学精神科神経科1)、市立赤平総合病院精神神経科2)
○谷内弘道1)、宮本哲男1)、宮本美緒2)、布村明彦1)、宮岸 勉1)

18:00〜18:30  痴呆性疾患の封入体(I-32〜34)
            座長:貫名信行(東京大神経内科)
I-32
Advanced glycation end productsとPick病
熊本大学医学部神経精神医学講座1)、生化学第2講座2)、国立療養所菊池病院臨床
研究部3)
○木村武実1)、高松淳一3)、宮川太平1)、堀内正公2)

I-33
痴呆性変性疾患にみられる封入体へのヘパラン硫酸プロテオグリカンの関与について
県立精神医療センター芹香病院1)、横浜市大医学部精神医学教室2)、東京都精神医学
総合研究所神経病理3)
○小田原俊成1)、井関栄三2)、李 鋒2)、小阪憲司2)、池田研二3)

I-34
皮質型Lewy小体の単離精製と構成成分の免疫化学的同定
東京大学薬学部臨床薬学
○馬場美南、岩坪 威

18:45〜      懇親会


●第2日目● 10月4日(土)

 9:30〜10:00  アルツハイマー病の免疫組織化学I(II-1〜3)
            座長:深津 亮(北海道大精神科)
II-1
脳特異的アポリポ蛋白E受容体2のアルツハイマー病剖検脳における免疫組織学的検討
東京都精神医学総合研究所超微形態部門1)、順天堂大学脳神経内科2)、東北大学遺
伝子研究施設3)、新潟大学脳研究所脳疾患解析センター4)、新潟大学脳研究所病理
学分野5)
○本井ゆみ子1)2)、相沢貴子1)、羽賀誠一1)、中村 智1)、難波吉雄1)、
 山本徳男3)、若林孝一4)、高橋 均5)、水野美邦2)、池田和彦1)

II-2
アルツハイマー病脳組織のプレセニリン1免疫組織化学
兵庫県高齢者脳機能研究センター1)、京都大学神経内科2)、ブリティッシュ
コロンビア大学キンスメン神経科学研究所3)
○川又敏男1)、谷口泰造1)、橋本健志1)、前田 潔1)、秋口一郎2)、
 Patrick L. McGeer3) 、田中千賀子1)

II-3
アルツハイマー型痴呆脳におけるPresenilin 1蛋白のN端およびC端フラグメントの病
的意義について-老人斑およびNeurofibrillary Tangleとの関連-
国立精神神経センター神経研究所第六部1)、都立精神医学総合研究所2)、
国立犀潟病院3)
○崔 得華1)、城谷圭朗1)、棚橋 浩1)、秋山治彦2)、井上治久1)、朱 忠良1)、
 小沢和春1)、高橋慶吉1)、巻淵隆夫3)、田平 武1)

10:00〜10:30  アルツハイマー病の免疫組織化学II(II-4〜6)
            座長:池田修一(信州大第3内科)
II-4
アルツハイマー病剖検脳海馬におけるGABAAレセプターの免疫組織学的検討
筑波大学臨床医学系精神神経科1)、Neuroscience Research Center, Allegheny 
Univ. of Health Sciences2)
○水上勝義1)、M.D. Ikonomovic2)、D.M.Armstrong2)、白石博康1)

II-5
アルツハイマー病脳におけるBcl-2ファミリーおよびp53蛋白質の変動
京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座臨床神経学
○下濱 俊、木村 淳

II-6
アルツハイマー型痴呆脳におけるアミロイドP成分遺伝子発現の検討
順天堂大学医学部精神医学教室
○西山悦子、岩本典彦、新井平伊

10:30〜11:00  アルツハイマー病とβ蛋白(II-7〜9)
            座長:池田和彦(東京都精神医学総合研究所)
II-7
βアミロイドペプチドの構造・代謝・蓄積
(財)東京都臨床医学総合研究所・遺伝情報研究部門
○西道隆臣

II-8
ヒト脳軸索中のΑβ関連成分の解析
東京都精神医学総合研究所分子生物1)、信州大学医学部第3内科2)
○亀谷富由樹1)、田中喜久子1)、徳田隆彦2)

II-9
非痴呆者脳に沈着するAβの分子種(Aβ40、Aβ42)に及ぼすアポEε4の効果
東京都精神医学総合研究所神経病理部門1)、東京都立松沢病院2)
○新井哲明1)、池田研二1)、秋山治彦1)、羽賀千恵1)、新里和弘2)、入谷修司2)、
 加瀬光一2)、黒木規臣2)

11:00〜11:30  アルツハイマー病とタウ(II-10〜12)
            座長:井原康夫(東京大神経病理)
II-10
ヒト神経芽細胞腫SY5Yにおけるタウ蛋白脱リン酸化について
大阪大学医学部精神医学教室
○田中稔久、武田雅俊

II-11
PI3Kインヒビターによるタウ蛋白リン酸化の変化について
大阪大学医学部精神医学教室
○辻尾一郎、田中稔久、工藤 喬、中村 祐、武田雅俊

II-12
アルツハイマー病脳におけるタウ蛋白の糖鎖修飾
福岡大学医学部内科健康管理学教室1)、福祉村病院長寿医学研究所2)
○高橋三津雄1)、山本孝之2)、山田達夫1)

11:30〜12:00  アルツハイマー病とマイクログリア(II-13〜15)
            座長:秋山治彦(東京都精神医学総合研究所)
II-13
老人斑のミクログリアとApolipoprotein E
Laboratoire de Neuropathologie, La-Salpetriere, Paris1)、
Service de Epidemiologie et Sante Publique, Institut Pasteur, Lille2)、
東京医科歯科大学神経内科3)
○内原俊記1)3)、Charles Duyckaerts1) 、Philippe Amouyel 2)、
 小林克二1)、水澤英洋3)、Jean-Jacques Hauw1)

II-14
アルツハイマー病老人斑と反応性ミクログリアにおける単球遊走因子MCP-1の同定
熊本大学医学部神経精神医学講座1)、国立療養所菊池病院臨床研究部2)
○石塚公子1)、木村武実1)、井形るり子2)、桂木正一1)、高松淳一2)、
 宮川太平1)

II-15
Diffuse Neurofibrillary Tangles with Calcificationの脳内ミクログリアの動態に
ついて-アルツハイマー病との比較-
市立岡崎病院神経内科1)、藤田保健衛生大学総医研病態生化学2)、藤田保健衛生大
学精神科3)、名古屋大学精神科4)、愛知県立城山病院5)
○今村一博1)、澤田 誠2)、尾崎紀夫3)、石原良子4)、柴山漠人5)

12:00〜12:50     休 憩

12:50〜14:30  
  シンポジウム 非アルツハイマー型変性性痴呆をめぐって
            司会:小阪憲司(横浜市立大学医学部精神医学教室)

(1)非アルツハイマー型変性性痴呆とは
   小阪憲司(横浜市立大学医学部精神医学教室)

(2)びまん性レビー小体病(Diffuse Lewy body disease,  DLBD)
   井関栄三(横浜市立大学医学部精神医学教室)

 【指定討論】
  Lewy 小体の病理生化学:単離精製からのアプローチ
   岩坪 威(東京大学薬学部臨床薬学教室)

(3)Diffuse Neurofibrillary Tangles with Calcification (DNTC) 
   池田研二(東京都精神医学総合研究所神経病理部門)

 【指定討論】
  石灰沈着を伴うびまん性神経原線維変化病(diffuse neurofibrillary tangle 
  disease with calcification ; DNTC)のグリア内封入体について
   石津秀樹(岡山大学医学部精神神経科)

(4)神経原線維変化 (NFT)型老年痴呆(SD-NFT)
  [ Limbic Neurofibrillary Tangle Dementia (LNTD) ] 
   山田正仁(東京医科歯科大学医学部神経内科)

 【指定討論】
  Primary Hippocampal Degeneration
   -辺縁系に限局性に多数のNFTの出現をみる老人痴呆-
   坂田増弘(東京都老人総合研究所神経病理)


14:30〜15:10  非アルツハイマー型痴呆I(II-16〜19)
            座長:横地正之(都立荏原病院神経内科)
II-16
Parkinson病におけるbradyphrenia  -その形態学的基盤の分析
楢林神経内科クリニック1)、順天堂大学脳神経内科2)
○楢林博太郎1)、宮下暢夫2)、服部優子2)、大熊泰之2)、斉藤 敢1)

II-17
Lewy 小体を伴う痴呆の認知機能障害:アルツハイマー病との比較
兵庫県立高齢者脳機能研究センター
○下村辰雄、橋本 衛、今村 徹、池尻義隆、博野信次、森 悦朗

II-18
Lewy小体をともなう痴呆とアルツハイマー病の精神症状の比較
兵庫県立高齢者脳機能研究センター
○博野信次、森 悦朗、今村 徹、下村辰雄、池尻義隆、橋本 衛

II-19
病理診断されたびまん性レビー小体病およびアルツハイマー型老年痴呆例の記憶障害
に関する縦断的比較検討
福祉村病院長寿医学研究所1)、横浜市立大学医学部精神医学教室2)
○池田智昭1)、小阪憲司2)、赤津裕康1)、中畑英樹1)、山本孝之1)

15:10〜15:50  非アルツハイマー型痴呆II(II-20〜23)
            座長:土谷邦秋(東京医科大学第1病理)
II-20
Posterior cortical atrophyの1例
金沢大学医学部保健学科1)、金沢医科大学神経精神医学教室2)
○小山善子1)、鳥居方策2)

II-21
Posterior cortical atrophyの臨床像について
新潟大学脳研究所神経内科
○大槻美佳、相馬芳明、青木賢樹、飯塚 統、下畑享良、辻 省次

II-22
Corticobasal degenerationと考えられた一例
京都府立医科大学精神科1)、北山病院2)、有馬病院3)、
社会保険神戸中央病院4)
○成本 迅1)、上田英樹1)、冨山幸一1)、五十嵐達夫1)、村田伸文1)、
 守谷 明2)、石黒 淳3)、丸田芳裕3)、岸川雄介4)、中嶋章作1)、福居顕二1)

II-23
Semantic anomia を呈し、左内側嗅領の萎縮を認めた初老期脳変性疾患の1例
鹿教湯病院神経内科1)、信州大学医学部第3内科2)
○丸山哲弘1)、桃井浩樹2)

15:50〜16:30  非アルツハイマー型痴呆III(II-24〜27)
            座長:天野直二(東京大精神科)
II-24
進行性核上性麻痺と臨床診断された症例にみられる周期性昏迷様状態について
神奈川県総合リハビリテーションセンター精神神経科1)、同病理部2)、東京大学精
神医学教室3)、横浜市大神経内科4)、同精神医学教室5)
○桂城俊夫1)、児矢野繁1)、渋谷克彦1)、荻野 裕1)、長友秀樹1)、
 岩淵 潔1)、柳下三郎2)、高橋竜哉4)、天野直二3)、井関栄三5)、小阪憲司5)

II-25
進行性核上麻痺の精神症状の臨床神経病理学的検討
東京都精神医学総合研究所超微形態研究部門1)、国立精神神経センター武蔵病院精
神科2)
○有馬邦正1)、平井茂夫2)

II-26
Pick 病の臨床像を示した非定型進行性核上性麻痺の1剖検例
東京医大第一病理1)、武蔵野日赤神内2)、武蔵野日赤病理3)、都立松沢病院精神
科4)、都精神研神経病理5)
○土谷邦秋1)2)5)、綿引定清2)、塩津英俊3)、新里和弘4)・5)、近藤ひろみ5)、
 池田研二5)、嶋田裕之1)

II-27
淡蒼球病変例にみられた情動障害
愛媛大学神経精神医学教室
○牧 徳彦、池田 学、根布昭彦、鉾石和彦、田辺敬貴

16:30〜17:20  痴呆性疾患の疫学(II-28〜32)
            座長:本間 昭(東京都老人総合研究所)
II-28
Clinical Dementia RatingのVideo法による評価者間信頼性の検討
東京都老人総合研究所精神医学部門1)、高知医科大学2)、広島大学3)、
名古屋大学4)、国立療養所犀潟病院5)、鳥取大学6)、放射線影響研究所7)、
エーザイ株式会社8)
○音山若穂1)、新名理恵1)、本間 昭1)、上村直人2)、片山禎夫3)、
 三森康世3)、水野桂子4)、西沢芳子5)、真田順子2)、高橋正彦2)、武内廣盛5)、
 浦上克哉6)、山田美智子7)、大野保則8)

II-29
精神医学的疫学調査データによるClinical Dementia Ratingの妥当性の検討
東京都老人総合研究所精神医学部門
○新名理恵、音山若穂、本間 昭

II-30
Lewy小体を伴う痴呆:連続入院症例のdementia data bankによる検討
兵庫県立高齢者脳機能研究センター
○今村 徹、博野信次、下村辰雄、橋本 衛、池尻義隆、森 悦朗

II-31
石灰沈着を伴うびまん性神経原線維変化病(diffuse neurofibrillary tangles with
calcification : DNTC)の発生率に関する検討
岡山大学精神神経科1)、同神経内科2)、きのこエスポアール病院3)、河田病院4)
○田辺康之1)、石津秀樹1)、河本泰信1)、武久 康1)、黒田重利1)、
 西中哲也2)、藤沢嘉勝3)、佐々木健3)、平尾明彦4)

II-32
島根県下の老人ホームにおける脳梗塞例の神経病理学的検討(過去17年間死亡例の検討)
島根医科大学精神科
○妹尾晴夫、石野博志、稲垣卓司、飯島正明、加来浩一、稲田利之、
 平井真琴

17:20〜18:10  痴呆性疾患の治療とケア(II-33〜37)
            座長:遠藤英俊(国療中部病院)
II-33
脳室拡大を認める痴呆症例に対するシャント術の有効性
-脳槽CT及び脳血流量と脳血管反応性による検討-
横浜南共済病院脳神経外科1)、横浜市立大学脳神経外科2)、同放射線科3)
○張 家正1)、桑名信匡1)、山本勇夫2)、池上 匡3)

II-34
老年期痴呆患者の肺炎(徘徊と異食によるMRSA感染)
三和病院老年内科
○清原龍夫

II-35
老年期痴呆の治療成績と転帰について
福岡大学医学部精神医学教室
○栗田輝久

II-36
軽度痴呆患者に対する回想法を中心とした外来リハビリの効果
滋賀県立成人病センター老年神経内科
○藤本直規、成田 実、奥村由美子

II-37
順天堂大学浦安病院における老人性痴呆疾患センター活動(第2報)
-過去3年間の相談内容と相談後の経過の検討-
順天堂大学医学部附属浦安病院
○一宮洋介、江渡 江、辻 昌宏、高木一郎、飯塚美乃、田中茂樹、
 八木義弘、大塚親哉

18:10〜  閉会の辞
      会長 小阪憲司 (横浜市立大学医学部精神医学教室)