第20回 日本痴呆学会 プログラム

会期:2001年10月4日(木) 〜 5日(金)
会場:アスト津

10月4日 10:00 - 12:00 シンポジウム アルツハイマー病研究の最前線
10月5日 10:00 - 12:00 シンポジウム Mild Cognitive Impairment(MCI)とアルツハイマー病の早期診断
        14:30 - 15:30 会長講演「紀伊半島の筋萎縮性側索硬化症/パーキンソン痴呆複合」

10月4日(木)  第1日目 A会場 口演

Aβ  9:00〜 9:55	座長 東海林 幹夫 (岡山大学 神経内科)
A1-1	APPsw miceにおけるAβアミロイド沈着機序の検討
		群馬大学 神経内科	瓦林  毅
A1-2	変異型PS2(N141I)細胞株におけるガンマセクレターゼの特異性について
		東京大学 神経病理学研究室	斉  悦
A1-3	アミロイドβペプチド分解酵素ネプリライシンのマウス脳における分布
		理化学研 神経蛋白制御研究チーム	渡邊かおり
A1-4	亜鉛によるβアミロイド線維化およびその毒性の阻害
		理化学研 アルツハイマー病研究チーム	吉池 裕二
A1-5	Aβ42ペプチド免疫による脳アミロイド治療の検討
		岡山大学 神経病態内科学	東海林幹夫		

シヌクレイン・プレセニリン  14:30〜15:25	座長 森  啓(大阪市大 老年医学 脳神経科学)
A2-1	Lewy小体内のユビキチン標的蛋白
		東京都精神医学研究所分子神経生物学研究部門	長谷川 成人
A2-2	ヒトα-synuclein transgenic Drosophilaにおける神経細胞内封入体とSer129リン酸化の検討
		東京大学 臨床薬学	高橋 牧郎
A2-3	変異型プレセニリンの小胞体ストレス反応への影響
		大阪大学 神経機能医学講座・精神医学	工藤  喬
A2-4	ヒトプレセニリン1を安定的に導入したPC12D細胞におけるアルツハイマー突然変異の影響
		東京都精神医学研究所	亀谷 富由樹
A2-5	アルツハイマー病における成人海馬神経細胞新生現象の異常
		理化学研 アルツハイマー病研究チーム	楯林 義孝


10月4日(木)  第1日目 B会場 口演

髄液tau他  9:00〜 9:44	座長 浦上 克哉  (鳥取大学保健学科)
B1-1	アルツハイマー病診断における脳脊髄液マーカーの重要性
		伊勢崎市民病院 神経内科	金井 光康
B1-2	脳脊髄液Serine199部位リン酸化タウ;新しいアルツハイマー病の生物学的診断マーカー
		三重大学 神経内科	伊藤 伸朗
B1-3	アルツハイマー病における血清コレステロールと脳脊髄液中アミロイドβ蛋白濃度との関連性
		東北大学 老年・呼吸器病態学講座	岡村 信行
B1-4	 Mild Cognitive Impairmentにおける脳脊髄液中ベータアミロイド蛋白濃度の検討
		東北大学 老年・呼吸器内科	丸山 将浩

画像   14:30〜15:25	座長 川勝 忍 (山形大学精神神経科)
B2-1	重症度分類によるアルツハイマー病患者の脳血流SPECT
		今川クリニック	今川 正樹
B2-2	前頭側頭型痴呆における炭酸水素ナトリウム負荷による脳血管反応性について
		山形大学 精神神経科	川勝  忍
B2-3	前頭葉深部白質変化と痴呆症状の関係―痴呆患者における前頭葉深部白質変化の検討―
		福岡聖恵病院	中山 義也
B2-4	Myotonic Dystrophyにおける知的機能と大脳白質障害との関連:Magnetization Transfer Imagingを用いた検討
		広島大学 第三内科	仲  博満
B2-5	紀伊半島多発地域の筋萎縮性側索硬化症とパーキンソン痴呆複合の神経放射線学的検討
		三重大学 神経内科	小久保 康昌


10月4日(木)  第1日目 ポスター(P)会場

Aβ(1) 15:45〜16:45	座長 有馬 邦正 (国立精神神経センター)
P1-A1	リポ蛋白に制御されたanti-amyloidogenicな異化過程の障害がAβアミロイドーシスの原因らしい
 (01)		岡山大学 神経病態内科学	松原 悦朗
P1-A2	アルツハイマー病脳における神経細胞内βアミロイド蓄積とRNAの酸化
 (02)		旭川医科大学 精神医学教室	布村 明彦
P1-A3	 Cotton Wool Plaques型Alzheimer病脳組織におけるAβ陽性神経細胞の分布について
 (03)		国立精神神経センター神経研究所疾病研究第6部	崔  得華
P1-A4	培養細胞膜分画を用いたin vitroアッセイ法によるγセクレターゼ活性の検討
 (04)		滋賀医科大学 分子神経科学研究センター	中谷 嘉文
P1-A5	βアミロイド前駆体蛋白のプロセッシングに関する研究
 (05)		東北大学 病態神経学	辛 	龍雲

Aβ(2)  15:45〜16:33	座長 玉岡 晃 (筑波大学神経内科)
P1-B1	ヒト脳に存在するA β結合性ヘパラン硫酸プロテオグリカンの同定
 (06)		国立精神神経センター神経研究所疾病研究第6部	渡辺 哲史
P1-B2 	AD脳に蓄積するA βdimerの構造解析
 (07)		東京大学 神経病理学	廣谷 直子
P1-B3	Amyloidβ-proteinのコレステロール代謝に対する影響(第2報)
 (08)		国立長寿医療研究センター 痴呆疾患研究部	きょう 建生
P1-B4	線維性Aβ1-42によるミクログリア活性化機序の解明
 (09)		筑波大学 神経内科	石井 一弘

Aβ(3)  15:45〜16:33	座長 山田 正仁 (金沢大学神経内科)
P1-C1	脳Aβアミロイド−シスは痴呆を引き起こす
 (10)		群馬大学 神経内科	針谷 康夫
P1-C2	カスパーゼ3欠損マウスにおけるアミロイド・ベータ蛋白による神経細胞毒性の検討
 (11)		大阪市立大学 脳神経科学	詫間  浩
P1-C3	アルツハイマー病アミロイドによる神経細胞死とポリ(ADP-リボシル)化
 (12)		京都大学化学研究所 生体反応設計研究部門V	田中 静吾
P1-C4	Neprilysin遺伝子多型の孤発性アルツハイマー病およびアルツハイマー型病理変化に与える影響
 (13)		東京医科歯科大学 脳神経機能病態学	袖山 信幸

Aβ(4)・タウ 15:45〜16:45	座長 内原 俊記 (東京都神経科学総合研究所)
P1-D1	アルツハイマ−病βアミロイド線維に及ぼす抗酸化剤NDGAの強力な分解作用
 (14)		金沢大学 脳老化・神経病態学	小野 賢二郎
P1-D2	Familial British Dementiaアミロイド前駆蛋白質(BRI)の大脳皮質における発現
 (15)		東京都精神医学総合研究所	秋山 治彦
P1-D3	ミクログリアは炎症性病巣でもtau2免疫活性を呈する
 (16)		東京都神経科学総合研究所 神経病理	内原 俊記
P1-D4	アルツハイマー病における大脳白質のtau pathology
 (17)		東京都精神医学総合研究所	新井 哲明
P1-D5	アルツハイマー病大脳皮質におけるbFGF(FGF-2)のサブタイプについて
 (18)	 	滋賀医科大学 分子神経科学研究センター	遠山 育夫

tau リン酸化 15:45〜16:33	座長 武田 雅俊  (大阪大学精神医学)
P1-E1	Singlet Oxygen酸化ストレスによるタウ蛋白リン酸化の検討
 (19)		鳥取大学 脳神経内科	和田 健二
P1-E2	カスパーゼ阻害とタウ蛋白リン酸化について
 (20)		大阪大学 精神医学	山森 英長
P1-E3	タウ蛋白リン酸化と結合蛋白
 (21)		大阪大学 精神医学	田中 稔久
P1-E4	ニーマンピック病C型モデルマウスにおけるMAPKの活性化に伴うタウ蛋白の部位特異的なリン酸化	
 (22)		国立長寿医療研究センター痴呆疾患研究部	澤村 直哉

タウ関連  15:45〜16:33	座長 高島 明彦(理化学研 脳科学総合研究センター)
P1-F1	JNK(c-Jun N-terminal kinase) による Tau リン酸化
 (23)		理化学研究所 アルツハイマー病研究チーム	佐藤 慎二
P1-F2 	Iron (III) induces aggregation of hyperphosphorylated tau and its reduction to iron (II) reverses the aggregation
 (24)		和歌山県立医科大学 神経精神医学	山本  朗
P1-F3	タウの凝集:形態と生化学的変化の関連
 (25)		東京大学 神経病理	ホン ウォンギョン
P1-F4	タウ蛋白・微小管結合部位の物性の比較検討
 (26)		兵庫県立高齢者脳機能研究センター	谷口 泰造


10月5日(金)  第2日目 A会場 口演

tau   9:00〜 9:55	座長 長谷川 成人 (東京都精神研)
A3-1	変異タウ、リン酸化タウの in vitro における線維形成
		東京大学 臨床薬学	青柳 浩史
A3-2	タウオパチー脳におけるタウの生化学的解析
		東京大学 臨床薬学	谷口 小百合
A3-3	変異タウ遺伝子(R406W)トランスジェニックマウスにおける蓄積タウのリン酸化に関する検討
		岡山大学 神経病態内科学	村上 哲郎
A3-4	神経細胞内のタウ蛋白蓄積と運動機能・記憶保持の低下を認めた変異タウ遺伝子(R406W)トランスジェニックマウスの検討	
		群馬大学 神経内科	池田 将樹
A3-5	R406W 変異タウ発現マウスの解析
		理化学研究所 アルツハイマー病研究チーム	宮坂 知宏

病理  15:30〜16:25	座長 村山 繁雄  (東京都老人研)
A4-1	百寿例46例の臨床神経病理学的研究
		東京都老人総合研究所 神経病理部門	村山 繁雄
A4-2	アルツハイマー病の発症年齢が最終病理所見におよぼす影響―2施設多数例での臨床病理学的検討―
		東京都老人総合研究所 神経病理部門	山崎 峰雄
A4-3	福祉村病院での10年間にわたる237剖検例の臨床神経病理学的検討
		福祉村病院 長寿研	赤津 裕康
A4-4	レビー小体型痴呆脳におけるsynphilin-1の免疫組織化学的検討
		横浜市立大学 精神医学教室	高山 典子
A4-5	石灰沈着を伴うびまん性神経原線維変化病 (DNTC) の石灰沈着部位での鉛蓄積
		岡山大学 精神神経病態学	原口  俊


10月5日(金)  第2日目 B会場 口演

治療  9:00〜 9:55	座長 羽生 春夫 (東京医科大学 老年科)
B3-1	塩酸ドネペジルによるアルツハイマー病治療成績 & もの忘れドック
		倉本内科病院	笠間  睦
B3-2	アルツハイマー病における無名質の萎縮とドネペジルの治療効果
		東京医科大学 老年科	羽生 春夫
B3-3	IMP-SPECT(ARG法)を用いアリセプトのアルツハイマー型痴呆における効果の検討
		悠遊健康村病院	勝沼 英宇
B3-4	アルツハイマー病での塩酸ドネペジルの効果に対するAPO E alleleの検討―神経心理学検査にて	
		大阪市立大学 老年年科・神経内科	川端 幸一
B3-5	ドーパミン補充療法が有用であったレビ-小体型痴呆(DLB)の2症例
		内海慈仁会 姫路北病院	長岡 研太郎

10月5日(金)  第2日目 ポスター(P)会場

疫学,リスク 13:30〜14:18	座長 中島 健二  (鳥取大学脳神経内科)
P2-G1	鳥取県大山町における2000年度痴呆性疾患疫学調査
 (27)		鳥取大学 脳神経内科	涌谷 陽介
P2-G2	無症候性脳梗塞のリスクファクターの地域差についての検討―肥前・女川住民健診の比較研究―
 (28)		東北大学 老年・呼吸器病態学	松井 敏史
P2-G3	アルツハイマー病と8-オキソグアニンDNAグリコシラーゼ(hOGG1)遺伝子多型
 (29)		鳥取大学 脳神経内科	山形  薫
P2-G4	アルツハイマー病脳における過酸化脂質とトランスフェリン、ミトコンドリア型アルデヒド脱水素酵素、アンギオテンシン変換酵素の遺伝子多型との相関関係について
(30)		筑波大学 神経内科	玉岡  晃

リスク 13:30〜14:18	座長 植木 彰 (自治医大 大宮医療センター)
P2-H1	アルツハイマー病患者の発症前ストレスと性格・行動パターン, および性格・行動に関連する遺伝子多型との関連
 (31)		自治医科大学附属大宮医療センター 神経内科	大塚 美恵子
P2-H2	脳梗塞巣におけるApoEの発現
 (32)		昭和大学藤が丘病院 神経内科	青木 和子
P2-H3	超高齢痴呆患者におけるApoE多型
 (33)		国立下総療養所	堀  宏治
P2-H4	百寿者の認知機能とlipoprotein lipase, hepatic lipase, paraoxonase 1遺伝多型の関連について
 (34)		慶應義塾大学 老年内科	新井 康通

臨床関連 13:30〜14:18	座長 柴山 漠人(高齢者痴呆介護研究研修大府センター)
P2-I1	顔認知関連誘発脳磁界に対する反復刺激の影響
 (35)		国立療養所中部病院 神経内科	鷲見 幸彦
P2-I2	頭部外傷後に著明な前頭葉の萎縮、前頭側頭葉型痴呆を認めた1臨床例
 (36)		高齢者痴呆介護研究・研修 大府センター	水野  裕
P2-I3	老年期痴呆症における可溶性インターフェロンレセプターの意義と漢方製剤の可能性
 (37)		立山内科医院	立山 雅己
P2-I4 	Mild cognitive impairmentのスクリーニングに有用なKohs立方体組み合わせテスト
 (38)		群馬大学 保健学科	山上 徹也

病理(1)  13:30〜14:18	座長 池田研二  (東京都精神医学総合研究所)
P2-J1	皮質基底核変性症に出現するピック小体様封入体の検討
 (39)		東京都精神医学研究所 老年期精神疾患研究部門	池田 研二
P2-J2	石灰沈着を伴うびまん性神経原線維変化病の上位運動ニューロン障害:5剖検例の臨床病理学的研究
 (40)		都立松沢病院 検査科	土谷 邦秋
P2-J3	タウExon10抗体陽性のグリア細胞を認め、臨床的に皮質基底核変性症と診断された進行性核上性麻痺の一剖検例
 (41)		順天堂大学 医学部 脳神経内科	本井 ゆみ子
P2-J4 	FTDP-17(S305N)におけるアポトーシスの免疫組織化学的検討
 (42)		島根医科大学 精神科	飯島 正明
 
病理(2) 13:30〜14:06 	座長 小柳清光  (東京都神経科学総合研究所)
P2-K1	グアム島パーキンソン痴呆症の頭蓋骨肥厚について
 (43)		東京都神経科学総合研究所 神経病理学	小柳 清光
P2-K2	プリオン蛋白(PrP)斑形成を伴うMM1型Creutzfeldt-Jakob病(CJD)
 (44)		金沢大学 脳老化・神経病態学	石田 千穂
P2-K3 	Florid plaquesを伴う硬膜移植後Creutzfeldt-Jakob 病
 (45)		日本大学 神経内科	望月 葉子